あなたの家の電気代が何にいくらかかっているか知らないだけで損してる!
毎日の生活に電気は欠かせませんが
なんとなく料金が高いなと
感じることはありませんか?
食費を浮かせるために
特売日を狙って買い物したり、
ガソリンや灯油は1円でも
安いところで買ったりするのに
電気代を安くするために
意識的に対策している人は
少ない気がします。
2020年の2人以上世帯の
1ヶ月の電気料金の平均は
夏が9,817円、冬が12,844円です。
もちろん家族構成や生活スタイルで
消費電力の事情は違うと思いますが、
平均より少し高く感じるな〜
という方は
ぜひこの記事を読むことを
おすすめします!
なぜなら、
自分が毎月の電気代で
何にいくら払っているか
知らないということは
節約の対策が立てられない上に、
知らないうちに電気のムダ遣いを
し続けてしまうからです。
家電が欠かせない今の時代、
今後さらに電気の利用は増え
電気代は今より上がり続けます。
これは早めに手を打つほか
ありませんね。
この記事を読むと、
電気代の仕組みがわかり
家の家電が1ヶ月にどれくらい
電気を使うか計算できるようになるので
電気の使いすぎを防いで
家計の負担を減らすことができます。
また、新しく家電を買う際にも
ランニングコストを把握できるので
目先の購入金額にとらわれず
お得な買い物ができるようになりますよ!
ぜひ読んでみてください。
〈電気代が決まる仕組み〉
月々の電気料金は、
●基本料金
●電力量料金
●再生可能エネルギー発電促進賦課金
で構成されています。
●基本料金は、
家に全体で何A(アンペア)契約して
電気を引いているかで変わります。
●電力量料金は、
家の中で電気をどれだけ使ったか
の部分です。
契約プランによって料金単価が変わります。
燃料費調整単価は毎月増減します。
例えば、
石油の値段が上がれば、単価も上がり
加算されます。
●再生可能エネルギー発電促進賦課金は、
太陽光や風力、水力などの
再生可能エネルギーで発電した電気を
電力会社が買い取る制度のことで、
その買い取る費用の一部を
賦課金という形で
電気を使っている消費者たちが
負担する部分の料金のことです。
これは、
毎月の使用電力量に単価をかけるので
電気をたくさん使う人ほど
再エネ賦課金は高くなります。
〈電気代を節約できる部分〉
毎月の電気代のうち、
基本料金の部分は固定額になるので
変動する使用電力量の部分、
つまり
「電化製品をどれだけ使ったか」が
節約のポイントになります。
したがって、
家電の電気使用量を
なるべく少なく抑えられれば
毎月の電気料金を安くできます。
〈電気代の計算方法〉
電気代は、
「1時間当たりの消費電力(kW)」×
「使用時間(h)」×「料金単価(円/kWh)」
で求められます。
料金単価(円/kWh)は、
電力会社や契約プラン、地域などで
変動しますが、
ここでは、
全国家庭電気製品公正取引協議会が
提示する目安の27円/kWhで計算します。
Q. 例として、
定格消費電力110Wの冷蔵庫の
1ヶ月の電気代を求めてみます。
まず、
消費電力の単位をW→kWにするため
1000で割ります。
110(W)÷1000=0.11(kW)
次に、
1ヶ月の使用時間を計算します。
1ヶ月を30日とすると
24(h/1日)×30(日)=720(h)
あとは、式に当てはめて、
0.11(kW)×720(h)×27(円/kWh)
=2138.4(円)
となります。
つまり、
定格消費電力110Wの冷蔵庫の
1ヶ月の電気代は約2,138円です。
もし気になった方は
冷蔵庫のドアの内側に
「定格消費電力」が書かれているので
計算してみてくださいね!
〈節電意識すべき家電は?〉
毎月支払う電気代のうち、
一番多くの電気を使っている家電は
何か知っていますか?
経済産業省の調べでは、
1位 エアコン
2位 冷蔵庫
3位 照明器具
となっています。
〈具体的な節電方法〉
例えば、
夏場のエアコンを27℃→28℃に
設定した場合、
ひと夏で820円の節約になり
冬場のエアコンを21℃→20℃に
設定した場合、
ひと冬で1430円も節電できます。
(動作環境や機種によって違いあり。)
また、
照明器具やテレビの消費電力は
エアコン、冷蔵庫に次いで
大きい家電となります。
使用時間を1時間短くするだけで、
照明は電球1こで530円
テレビやパソコンは1台で850円
節電できると言われています。
使い方をちょっと意識するだけで
全体的に大きく節電できます。
〈家電購入時にも気をつけよう〉
どんな家電を買うときにも、
購入価格の安さやデザインの好み
だけで決めてしまうと
結果的に損をしてしまうでしょう。
なぜなら、
家電は電気を使う製品なので
ランニングコストがかかるからです。
特に、電気代の内訳で
大きな使用割合を占める
エアコン、冷蔵庫、照明器具などは
本体の安さだけで選ぶのは危険です。
例えば、
サイズも機能もほぼ同じくらいの
2つの冷蔵庫があった時、
購入価格が15万円の冷蔵庫Aと
購入価格が20万円の冷蔵庫B、
あなたはどちらを買いますか?
おそらくAを選びますよね。
では、
これに別の情報を付け加えます。
冷蔵庫Aの年間消費電力量は2万円、
冷蔵庫Bの年間消費電力量は1万円なら
あなたはどちらを買いますか?
冷蔵庫AとBは
1年間に消費する電気代の差が
1万円分あるということですね。
冷蔵庫の使用推奨期間は10年なので
10年使うとすると、
冷蔵庫AはBより10万円多く
電気代がかかることになります。
つまり、
買うときにはAの方が安くても
Bを選ぶとランニングコストが
安いおかげでトータル5万円もお得です!
消費電力の大きい家電を買うときは
ランニングコストにも気をつけて
選ぶようにすると
結果としてお得な選択ができます。
〈まとめ〉
電気代の仕組みが分かり、
それぞれの家電が
どれくらい電気を使うのか
計算できるようになることで、
特に節電すべき家電は何か?
どんな対策をしたら良いか?
が見えてきました。
大きな家電も小さな家電も
ランニングコストを意識して選べば
それ自体が節電になったり
家計の負担を減らしたりできます!
あなたもまずは今すぐ、
家の気になる家電の
1ヶ月の電気代を計算してみて、
電気代を見直すきっかけにしましょう!